顧問先とのやり取り
請求書台帳(請求書・領収書のAI読取)
請求書・領収書のファイルをまとめて取り込み、AIが読み取った内容を台帳にして、確認した内容を freee/マネーフォワードに仕訳として登録する使い方です。
バージョン v0.55.1 時点の画面で説明しています/最終更新: 2026年9月25日
この機能でできること
請求書・領収書(PDF / PNG / JPEG)をドラッグ&ドロップで取り込むと、AIが発行元・発行日・税込金額・登録番号を読み取り、顧問先ごとの「請求書台帳」に整理します。同じファイルや同じ内容の二重登録は自動で検知して分けられます。Googleドライブなどの同期フォルダを見張って、顧問先がアップした請求書を自動で取り込むこともできます。
台帳は業務補助用のワーキングデータです。電子帳簿保存法の証憑保管の代わりにはなりません。原本ファイルは自動バックアップの対象外なので、原本は従来どおり保管してください。
操作手順
- 左メニューの「請求書」を選びます。
- 画面上部の「顧問先」で対象の顧問先を選びます。
- 請求書ファイルを画面のドロップエリアにドラッグ&ドロップするか、ファイル選択ボタンから選びます。1回に200件まで、1ファイル20MBまで取り込めます。
- 取り込みが始まると「処理中 n/m件」と進み具合が表示されます。途中で「一時停止」「再開」「中止」ができます(中止しても処理済みの分は台帳に残ります)。
- 台帳の行を選ぶと詳細が開きます。「原本を開く」で元のファイルを見比べながら、発行元・発行日・金額などを修正できます。
- 内容に問題がなければ「確認済み」にします。確認済みにすると編集がロックされ、台帳が確定します(「編集可能に戻す」で戻せます)。
台帳の状態
| 状態 | 意味 | 対応 |
|---|---|---|
| 未確認 | 読み取りは終わったが、まだ人が確認していない | 内容を見て「確認済み」にする |
| 要確認 | 読み取りの確度が低い項目がある(手書き・かすれ等) | 原本と見比べて修正してから「確認済み」にする |
| 二重登録の疑い | 発行元・発行日・金額が同じ請求書がすでにある | 重複なら削除、別の請求書なら「別の請求書として登録」 |
| 読取失敗 | ファイルを読み取れなかった | 「再実行」を試すか、別の形式で取り込み直す |
| 確認済み | 人が確認して確定した | 編集ロック。必要なら「編集可能に戻す」 |
種別(請求書・領収書・見積書・納品書・その他)と確度(高・中・低)でも絞り込めます。
同期フォルダの自動取込
- 顧問先を選んだ状態で「フォルダ監視」を押します。
- 監視するフォルダ(Googleドライブなどの同期フォルダ)を選びます。Googleドライブは「ミラーリング」設定でご利用ください。
- 「有効」にすると、そのフォルダに入ったファイルが自動でAI読み取りされ、台帳に取り込まれます。「今すぐスキャン」で手動でも確認できます。
- 取込済みのファイルはフォルダ内の「取込済み」へ、読み取れなかったファイルは「取込エラー」へ自動で移動します。
注意点:
- 同じフォルダを複数のパソコンで監視しないでください。
- フォルダを変更すると監視は自動でオフに戻ります。内容を確認してから再度有効にしてください。
- 自動取込はAIの利用枠を消費します。1日の取込件数には上限があります。
会計ソフトへの仕訳登録
確認済みにした請求書・領収書は、そのまま freee/マネーフォワードに仕訳として登録できます。
- 台帳の行を選び、詳細の「仕訳」欄で 借方科目(費用科目)・税区分・摘要・計上日・支払方法 を確認します。発行元の履歴がない場合は科目が未選択になるので、一覧から選びます。
- 支払方法に応じて貸方は自動で決まります(未払 → 未払金、現金 → 現金(個人事業主は事業主借)、カード → カード未払金、口座 → 普通預金)。freee で「未払」を選んだ場合は未決済取引として登録され、貸方は freee 側で自動計上されます。
- 「登録対象にする」を押します。まとめて登録したい請求書ごとに繰り返します。
- 画面上部の「登録対象 N 件を登録」を押すと確認画面が開き、登録先の事業者名・件数・合計金額・内訳が表示されます。内容を確認して「登録を開始」を押します。
- 1 件ずつ登録され、結果(登録/失敗/要確認)が表示されます。登録された請求書は「登録済 ✓」になります。
登録の前に、同じ請求書が会計ソフト側に既にないかを参照番号で照会します。通信が途中で切れるなどして結果が分からなかった請求書は「要確認(会計ソフト側)」になり、「会計ソフト側の状態を確認」を押すと再照会します。会計ソフト側に見つからなかった場合だけ「未登録を確認した」で候補に戻せます。
次の請求書は自動では登録対象になりません(保留として理由が表示されます)。
- 登録番号(T+13桁)がない請求書で 1 万円以上のもの(経過措置の税区分指定が必要なため、会計ソフトで直接仕訳してください)
- 複数の税率が混在するもの、金額がマイナスのもの、税率別内訳が合計と合わないもの
- 発行元が自社名と同じもの(自社が発行した請求書の可能性)
- 金額が過去の実績から大きく外れ、判断が必要とされたもの
登録番号がない 1 万円未満の領収書は、顧問先の設定で「少額特例の対象」にしている場合に限り登録対象になります。
登録時の注意点:
- 免税事業者の顧問先(マネーフォワード): 免税事業者の会計期間に計上する仕訳は、マネーフォワードの仕様により税区分が「対象外」として記帳されます(台帳で表示している税区分は送信されません)。該当する件数がある場合は確認画面に注意が表示されるので、登録後にマネーフォワード側で税区分を確認してください。
- freee の顧問先: 登録中はラクゼイ以外のツール(AI アシスタントの freee 連携など)から freee を操作しないでください。同じ接続で事業所が切り替わると、安全のため登録を途中で停止します。
よくある質問
Q. 読み取り結果が間違っていたらどうなりますか? A. 確認前なら各項目を手で修正できます。確度が低い項目には「要確認」が付き、確認済みにするまで確定しません。原本ファイルはいつでも開いて見比べられます。
Q. 会計ソフトへの仕訳登録まで自動で行われますか? A. 勝手には登録されません。台帳で内容を確認して「登録対象にする」→「登録」の 2 段階の操作をしたものだけが登録されます。登録前に件数と登録先の事業者名を確認する画面を必ず挟みます。
Q. 同じ請求書が二重に登録されることはありませんか? A. 登録のたびに参照番号を付け、登録前に会計ソフト側を照会して同じ参照番号がないか確かめます。結果が分からなかった場合は登録を止めて「要確認」にするので、二重に登録されることはありません。
Q. 取り込みが「一時停止」のまま進みません。 A. AIの利用枠の上限に達した場合やログインが切れた場合は自動で一時停止します。しばらく待ってから、またはログインし直してから「再開」を押してください。自動では再開しません。
Q. 同期フォルダの監視にクラウドの設定は必要ですか? A. 不要です。税理士のパソコン上の同期フォルダを見張るだけで、クラウド側の連携や権限設定は行いません。
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