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税理士との初回面談の準備|聞かれることと聞くべきことを整理する方法

監修・発行: ゼイナビ編集部 約5分で読めます

税理士との初回面談を控えると、「何を聞かれるのか」「何を持っていけばいいのか」「逆にこちらから何を聞けばいいのか」が分からず、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。面談は限られた時間で行われることが多く、事前の準備次第で得られる情報量が大きく変わります。本記事では、税理士との面談に向けた準備の進め方と、当日の質問のポイントを整理します。

税理士との面談準備で最初にやっておきたいこと

税理士との面談準備とは、当日の限られた時間を有効に使うために、事前に情報と資料を整えておくことを指します。まず取り組みたいのは、自社の現状と相談したい内容を簡単にまとめておくことです。

  • 事業の概要(業種、事業形態が個人か法人か、従業員の有無など)
  • 現在困っていること、相談したい具体的な内容(記帳が追いつかない、申告のやり方が分からない、資金繰りの相談をしたいなど)
  • 税理士に依頼したい業務の範囲(記帳代行、申告書作成、経営相談、資金調達支援など)
  • これまで自分で経理をしていたか、他の税理士に依頼していたか

これらを紙一枚やメモにまとめておくだけでも、面談当日の説明がスムーズになります。あわせて、手元資料があると税理士がより具体的な話をしやすくなります。事業の状況によって用意できるものは異なりますが、目安として次のようなものが挙げられます。

  1. 直近の決算書または確定申告書(すでに事業をしている場合)
  2. 総勘定元帳や試算表など、経理状況が分かる資料
  3. 開業届や登記簿謄本など、事業形態が分かる書類
  4. 現在使っている(または検討している)会計ソフトの情報
  5. これから見込んでいる売上や取引の見通し(創業前後の場合)

これらがすべて揃っていなくても面談自体は可能です。ただし、資料があるほど税理士は現状を具体的に把握しやすくなり、見積もりや提案の精度も上がりやすい傾向があります。手元にない資料がある場合は、無理に用意せず「まだ整っていない」と正直に伝えることも大切です。特に「何に困っているか」が言語化できていると、税理士側も具体的な提案がしやすくなります。

面談当日に聞かれやすいこと

税理士との初回面談では、税理士側からいくつかの定番の質問が投げかけられることが一般的です。事前に想定しておくと、当日落ち着いて答えやすくなります。

  • 事業の内容や規模、今後の見通しについて
  • 現在の経理・記帳の方法(自分でやっているか、外部委託しているか)
  • 税理士に何を期待しているか(記帳代行なのか、経営相談も含めたいのか)
  • 過去に税務調査を受けたことがあるか、税務上の課題があるか
  • 資金調達や融資の予定があるか

これらは税理士が自社にとって適切な提案をするための確認事項であり、身構える必要はありません。分からないことは「分からない」と正直に答えることで、かえって適切なアドバイスにつながる場合があります。

こちらから聞いておきたい質問リスト

面談は税理士から説明を受けるだけの場ではなく、こちらが比較材料を集める場でもあります。次のような質問を用意しておくと、パンフレットだけでは分からない実態を把握しやすくなります。

  • 「同業種・同規模の顧問先はどのくらい担当していますか」
  • 「顧問料に含まれる業務と、別途費用が発生する業務を教えてください」
  • 「月次の面談やレポートの頻度、連絡手段はどうなっていますか」
  • 「クラウド会計ソフトへの対応状況はどうなっていますか」
  • 「担当者が変わることはありますか、その場合の引き継ぎはどうなりますか」

回答が具体的か、あいまいなまま流されるかによって、その後の対応の丁寧さがある程度見えてきます。1社だけで判断せず、複数の税理士に同じ質問をして比較する進め方も選択肢の一つです。

面談後に確認しておきたいこと

面談が終わったら、記憶が新しいうちに内容を整理しておくと、後の比較検討がしやすくなります。

確認項目面談後にメモしておくこと
料金体系見積もりの根拠、含まれる業務の範囲
対応範囲記帳・申告以外にどこまで相談できるか
コミュニケーション説明の分かりやすさ、質問への回答の具体性
相性話しやすさ、価値観が合いそうか

複数の税理士と面談する場合は、同じ項目で比較表を作ると、印象だけに頼らない判断がしやすくなります。契約を急がず、必要であれば持ち帰って検討する時間を取ることも重要です。

よくある質問

Q. 面談には手ぶらで行っても大丈夫ですか? A. 資料が何もなくても面談自体は可能です。ただし、決算書や試算表など経理状況が分かる資料があると、より具体的な話がしやすくなります。手元にない場合は、その旨を正直に伝えれば問題ありません。

Q. 面談で聞いた内容をその場で契約するかどうか決めないといけませんか? A. その場での即決を求められることは少なく、持ち帰って検討することは一般的です。複数の税理士と面談したうえで比較検討する進め方も選択肢の一つです。

Q. オンラインでの面談は可能ですか? A. 事務所によって対応状況は異なります。対面を希望するか、オンラインで進めたいかを事前に伝えておくと、当日の進行がスムーズになります。

Q. 面談時間はどのくらい見ておけばよいですか? A. 事務所や相談内容によって異なるため、事前に目安の時間を確認しておくと予定が立てやすくなります。相談したい内容が多い場合は、あらかじめその旨を伝えておくとよいでしょう。

まとめ

税理士との面談準備は、自社の現状と相談したいことを整理し、可能な範囲で資料を用意しておくことがポイントです。当日聞かれやすい内容を把握しておくと落ち着いて答えやすくなり、逆にこちらから聞いておきたい質問リストを用意しておくと、事務所ごとの違いも比較しやすくなります。まずは自社の現状を紙一枚にまとめることから始めてみてください。

出典・参考: 日本税理士会連合会の公開情報にもとづく編集部整理(2026年9月時点)

タグ

#税理士 面談#税理士選び#顧問契約#初回相談

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