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相続に強い税理士の選び方|一般の税理士との違いと比較のポイント

監修・発行: ゼイナビ編集部 約6分で読めます

親や配偶者が亡くなり、相続税の申告や手続きが必要になったとき、「相続 税理士 選び方」で検索して調べ始める方は多いはずです。しかし相続税は普段の顧問税理士に依頼すればよいのか、専門の税理士を探すべきなのか迷いやすいテーマです。本記事では、相続に強い税理士と一般の税理士の違い、比較する際に見るべきポイント、初回相談で確認したい質問を、具体的な税額や特例の数値には踏み込まずに中立的に整理します。

相続に強い税理士と一般の税理士は何が違うのか

相続に強い税理士とは、相続税申告や相続対策の相談・申告実績を継続的に積んでいる税理士を指します。税理士の資格は税務全般を扱えますが、実務では法人の顧問業務を中心にする税理士と、相続・資産税を専門的に扱う税理士とで、日常的に触れる論点が大きく異なります。

  • 法人顧問中心の税理士: 記帳・決算・法人税申告など、継続的な取引の処理を主に扱う
  • 相続に強い税理士: 土地や非上場株式などの財産評価、特例の適用可否の判断、遺産分割に関する資料整理など、相続特有の論点を継続的に扱う

相続税の申告は毎年繰り返す業務ではなく、財産の内容によって評価や検討事項が個々に異なるため、経験の積み重ね方が申告内容の精度に影響しうると一般に説明されています。どちらが優れているという話ではなく、「自分の相続に必要な経験を持っているか」という観点で選ぶことが重要です。

相続に強い税理士を比較するときに見るポイント

税理士を比較する際は、印象だけで決めず、複数の軸に分けて確認すると判断しやすくなります。

  1. 相続関連の相談・申告の取扱実績: どのくらいの頻度で相続の相談や申告に対応しているか
  2. 財産の種類への対応: 不動産・非上場株式・事業用資産など、自分のケースに近い財産構成を扱った経験があるか
  3. 他士業との連携体制: 遺産分割でもめる可能性がある場合、弁護士や司法書士と連携できるか
  4. 説明の分かりやすさ: 専門用語を使いっぱなしにせず、こちらの理解度に合わせて説明してくれるか
  5. 費用の見積もりの明確さ: 財産の内容や作業範囲によって報酬がどう変わるのかを事前に説明してくれるか

これらは初回相談で直接確認できる項目です。1つの事務所だけで判断せず、複数の候補に同じ質問をして比較すると基準がぶれにくくなります。

初回相談で確認しておきたい質問

相続の相談は一度きりで終わらないことも多いため、最初の面談で聞いておくと後の判断がしやすくなる質問をまとめます。

  • 「相続税の申告や相続相談への対応は、どのくらいの頻度で行っていますか」
  • 「自分と似た財産構成(不動産・株式・事業用資産など)を扱った経験はありますか」
  • 「申告後に税務署から問い合わせが来た場合、対応してもらえますか」
  • 「弁護士や司法書士に相談が必要になった場合、紹介や連携は可能ですか」
  • 「見積もりに含まれる作業範囲と、追加費用が発生しうる作業を教えてください」

回答が具体的かどうかで、実務経験の厚みがある程度伝わってきます。あいまいな回答が続く場合は、他の候補とも比較してから判断すると安心です。

顧問税理士に相続も任せてよいか迷ったときの考え方

すでに法人や個人事業の顧問税理士がいる場合、「そのまま相続の相談もお願いできるか」で迷う方もいます。判断の目安を整理します。

状況考え方の一例
財産が預貯金中心でシンプルな場合顧問税理士に相談し、対応範囲を確認したうえで判断する
不動産や非上場株式など評価が複雑になりうる場合相続の相談・申告経験が豊富な税理士も候補に加えて比較する
相続人間で意見が分かれる可能性がある場合税務だけでなく法務面のサポート体制も確認する

顧問税理士に断りづらいと感じる方もいますが、相続は一生に何度もある手続きではないため、対応範囲を率直に確認し、必要に応じて他の専門家も候補に入れることは不自然なことではありません。

なお、相続税の基礎控除や特例、申告期限などの制度は時点によって取り扱いが変わることがあり、個々の財産状況によって適用の可否も異なります。本記事では具体的な金額や税率、期限には触れていません。相続が発生した、または発生しそうな状況にある場合は、国税庁の公開情報を確認したうえで、税理士など専門家に個別に相談することをおすすめします。

よくある質問

Q. 相続に強い税理士でなければ、相続税の申告はできないのですか? A. 税理士資格があれば相続税の申告自体は可能です。ただし財産の内容が複雑な場合は、相続の相談・申告経験が豊富な税理士のほうが、検討すべき論点を幅広く確認しやすいと考えられます。

Q. 相続が発生してから税理士を探し始めても間に合いますか? A. 相続税の申告には期限があるため、発生後はできるだけ早めに相談を始めることが望ましいとされています。期限の具体的な日数は個々の状況によって異なるため、国税庁の公開情報や専門家に確認してください。

Q. 複数の税理士事務所に相談してもよいのでしょうか? A. 問題ありません。むしろ相続のように内容が複雑になりやすい相談は、複数の候補に同じ質問をして比較することで、経験の厚みや説明の分かりやすさの違いが見えやすくなります。

Q. 顧問税理士がいる場合、相続の相談は必ずそちらに頼むべきですか? A. 必須ではありません。財産構成がシンプルであれば顧問税理士への相談で十分な場合もありますが、複雑な場合は相続に強い税理士も候補に加えて比較することをおすすめします。

まとめ

相続に強い税理士と一般の税理士の違いは、相続特有の論点(財産評価・特例適用・遺産分割への配慮など)にどれだけ継続的に向き合ってきたかにあります。比較する際は、取扱実績・財産の種類への対応・連携体制・説明の分かりやすさ・費用の明確さという軸で複数の候補を見比べることが有効です。まずは今の財産構成を簡単に整理し、それに近い経験を持つ税理士に初回相談を申し込むことから始めてみてください。

出典・参考: 国税庁・日本税理士会連合会の公開情報にもとづく編集部整理(2026年9月時点)

タグ

#相続税理士#相続税申告#税理士選び方#相続対策

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